2011年2月17日木曜日

さくらクリニック 「Bakuの夢」とコラボ 乾燥肌や体の冷え 料理で改善

 さくらクリニック(東京都豊島区)と和食会席料理店「Bakuの夢」(同)は、乾燥肌や冷え性に悩む人向けに、肌によい食材を使ったコース料理を商品化した。

 メニューの開発に携わったのは、同クリニック院長の倉田大輔医師。美容皮膚科が専門の現役医師だ。これまで、肌に効果がある食品やアンチエイジング(抗加齢)などについて研究を重ねてきた経験を生かした。

 現在も「美肌効果」や「コラーゲン入り」などを強調したメニューがあり、「コラーゲンボール」と呼ばれるコラーゲンの塊を溶かした鍋料理を提供する飲食店もある。しかし、コラーゲンは分子量が大きく、単体では体内に取り込みにくい特性があり、専門の医師からすると、こうした摂取方法の効果には疑問があるという。

 これに対し、さくらクリニックなどが開発したコース料理「お肌プルプル(保湿アップ)会席」は、コラーゲンを身体に直接取り込むのではなく、その生成をたすけるビタミンCが多く含まれる食材を使い、体の内側から肌質を改善する仕組み。肌の表皮を構成する角質の生成に不可欠な動植物性タンパク質やビタミンAを含む食品も取り入れている。

 倉田医師が主要食材を提案し、料理店の高村光朗オーナーと今井武料理長がコース料理に仕立てた。抗酸化力の高いアスタキサンチンを含むサケを使った前菜からはじまり、ビタミンA、同Cを多く含むトマトと血行をよくするタラを使った「ビタミン?トマト鍋」をメーンにする全9品で構成。「講演などで料理の説明をする機会はあっても、形にはできなかった。それが実現した」と倉田医師。

 女性の間で肌への関心が高まるなか、人気も高まっている。「Bakuの夢」に仕事帰りに立ち寄った豊島区の会社員、田中利恵さん(31)は「現役の医師が開発したことで安心感がある」と話す。

 料理を注文するのは30代以上の女性が中心だが、倉田医師らは「男性にも食べてもらいたい」と提案する。最近は第一印象を大事にしようと、男性も美容に関心を持つようになり、女性同様に体の内側からの効果が期待できるという。

 倉田医師は、新たな美容対策料理も考案中だ。今回の開発では、倹約志向を背景に厳しい環境が続く飲食業と協力し、地域に貢献したいとの気持ちがあったが、次は東京の野菜などを使って「地産地消」に挑戦したいと意気込んでいる。

 同料理は5000円(1人分)。事前の予約が必要。

引用元:メイプルストーリー(Maple Story) ブログ

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